。当然,学生達のゲーム業界への関心も高まります。そんな世の中のニーズと学生のニーズが一致した結果,現在のような形になったんじゃないでしょうか。 : 今日,取材してみて意外だったのが,受講生のほぼ全員がゲーム業界志望だったことです。皆,アラド戦記 RMT,しっかり目的を持っているんだなと。 西氏: 僕は常々,「これからは少子化がさらに進むから,その中でゲーム業界に就職することが何を意味するのか自覚したまえ」と言っていますけどね(笑)。 とはいえ,学生達のゲームに対する意識も,僕が講義を担当してきた4年間でずいぶん変りましたよ。最初はゲームを作りたいと言っても,コンシューマゲームをやりたいという学生ばかりだったんですが,昨年度くらいからは,ソーシャルゲームをやってみたいという学生も増えていて。 : 確かに,西さんが教鞭を振るうようになった2009年から現在に至るまで,ゲーム業界は劇的に変化してきました。 西氏: 業界もそうですが,僕自身も変わりました。当初は僕もコンシューマゲームを手がけていましたが,それがiOS向けのゲームに変わり,今はAndroid向けのソーシャルゲームばかり作っていますから。もちろんそこには僕自身の意思も存在しますが,世の中の流れに合わせて変化している側面も強いです。 : なるほど。それでは受講生のゲームやゲーム業界に対する理解の変化についてもう少し教えてください。 西氏: ゲーム業界志望という目的が明確になってきたので,講義をしていても勘どころがよくなっています。その代わり,実現できるかどうか分からないような斬新な発想は少なくなっていて,わりと型にはまった考え方になっている印象はあります。まあ,良くも悪くもですけどね。 : 西さんとしては,斬新さと型どおりのどちらが望ましいと思いますか? 西氏: うーん,若い頃は型にはまらず,メイプルストーリー RMT,ぶっ飛んだ発想でもいいかな,とは思いますね。まあ,1年かけて作るというのであれば,もっと爆裂したアイデアが出たかもしれません。今回のコンテストでは開発期間があまり取れないので,企画を深く練り込むことができず,シンプルな方向に行かざるを得ないという事情もありました。 ただ,今回のHTML5ゲームコンテストのようにきちんとした目標と締め切りがないと,学生ってダレてしまうものなんですよね(笑)。 : やっぱりコンテストに応募するとなると,受講生のモチベーションは変わりますか。 西氏:
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